#2

葬儀のしめやかなムードのさなか、ぼくは遺影の前で、妹との思い出話に花をさかせるのでした。

目の前では、喪服に身を包んだ数十名の人たちが それを見守るのでした。


僕「ええ、私の妹、阿波根クララは享年16才でした。思えば、妹とは常に二人暮しで、兄一人妹一人の大家族でした。物語でした。

妹との一番思い出深い出来事と言えば、犬見えてるよ事件ですが… これは、亡き妹の体面上、伏せさせていただきたいと思います。それカエルじゃ無いよ事件については、時がくれば語らせていただきたいと思っております。

それにしても妹は、ごはんの好きな娘でした。朝昼晩と、毎日よくごはんを食べていましたね。時には二食の日もありました。

東京に出てきてまだ5日しか経ってはいないのですが、妹にとってはここが最後の故郷になってしまったのでしょう。遠く山口県から出向いた妹は、生まれて初めて見た東京の景色に何を思ったことでしょう。

わたしは、家が大きいと思いました、粒がね。これは故郷山口県での出来事ではありません。繰り返します、故郷山口県の出来事ではありません。

それにしても妹は、植物も好きでしたね。小学校の頃にはあさがおを育てていたと言われています。


それにしても、妹は…」



>> 機動聖戦士メガロイドガイザードZX

>> 第2話「172852秒前」




173516秒前


ぼくは今日、引っ越した先の町で、ごみ拾いがあるから道でごみを拾っていた。

僕「道ばたにどうしてこんなにごみが落ちているんだろう。ごみを捨ててはいけないのに。」

そういいながらぼくはゴミを拾います。新聞や牛乳を拾います。


そのとき、東京のまちにグランドデスバルド帝国の暗黒魔界ロボがでてきたのです。


僕「くっそう!また東京にグランドデスバルド帝国の暗黒魔界ロボがでてくるなんて、まったくの予想外だ!」

ぼくは暗黒魔界ロボをみながらいいます。


この番組は、伊藤園のお〜いお茶の提供でお送りしています。



ダグラマード将軍「予想外だったろう!メガロイドガイザードZXの諸君よ!この暗黒魔界ロボ グモンドルファで東京の町並みを壊滅にしたい!」


暗黒魔界ロボ グモンドルファ 体長100メートル 体重100トン
攻撃:A 防御:C はやさ:B 必殺技:暗黒腕攻撃



僕「くっそう!それにしても、また東京にグランドデスバルド帝国の暗黒魔界ロボがでてくるなんて、まったく予想外だ!」

ぼくはそう叫びながら、メガロイドガイザードZXでたたかいました。


僕「くっそう!この東京に、またグランドデスバルド帝国の暗黒魔界ロボがでてくるなんて、まったく予想外のことだ!」

ぼくは剣でなぐった!


グモンドルファ「ガオー」

そう言いながら敵はあばれます。


あばれてたら、手がビルにあたりました。


ドカーン



172852秒前



僕「あ!妹がくずれたビルの下敷きになってしまった!」




172852秒後



僕「それにしても、妹は・・・ あ!香典ごっそりいかれてる!!」





これ以外のエピソードは、公式HPで公開中。