アナザワン・バイツァダスト

>市立 来音小学校(くるねしょうがっこう)

キ〜ンコ〜ン カ〜ンコ〜ン キ〜ンコ〜ン カ〜ンコ〜ン・・・

授業の終了を告げるチャイムが鳴り響き、休み時間が始まった 6年2組の教室。

教室からは 担任も姿を消し、生徒たちが自由に席を立つ


その中の女生徒の一人が、別の女生徒の 机の目の前に立つ


「ちょっとアナタ、私の上履き隠したでしょう?」


机に腰掛ける、メガネを掛けた女生徒に向い、人差し指を突き刺しながら そう言い放つ、その女生徒。


「なによ?私は知らないわ。カラスにでも持っていかれたんじゃないの?」

メガネの女生徒は冷静に そう言い返した。


「きー!とぼけるんぢゃないわよ!」

そう叫ぶと同時に、女生徒は懐からエネルギーセイバーを抜き放つ

女生徒がセイバーのスイッチを「ON」にすると、"ヴォン"という音と共に、微風を吹き出しながら その光輝く刀身が姿を現した。


「上履き隠しは死刑!!」

そのまま、その言葉と同時に、その女生徒は メガネの女生徒の脳天目掛けエネルギーセイバーを振り下ろす!


バチバチバチ!!!


しかし、メガネの女生徒は、机の中から瞬時に取り出した同系エネルギーセイバーのスイッチをONにし、その斬撃を直前で受け止め、余裕の表情でつぶやいた


「甘いはね、そんな腕では、私のことは斬り捨てられなくてよ」


「くっ・・・・上履き隠しを、許す訳には行かないのよ・・・」


バチバチバチ!!

尚も 相手のエネルギーセイバーとの刀身を交差させたまま、そうつぶやく女生徒。その瞳は、相手のメガネのレンズを強く睨みつけていた・・・


ガラッ!

そのとき突然、教室のドアが勢いよく開け放たれる


「アナタたち!学校にエネルギーセイバー持ってきちゃ駄目でしょ!\(>_<)/」←先生


「は〜い、先生ごめんなさい(汗」(二人)