うに田一少年の事件簿
ファイル1「悪魔城ホテル殺人事件」
「第3回」
PM9:00
小森の居なくなった食堂室。今、この部屋の中に居るのは、宿泊客6名とボーイの大神。
真美「ふぅ〜、とりあえず、ただ待っててもアレだし、、、みなさん お互い自己紹介でもしません?」
テーブルの左端に座る、派手な洋服の女性が、突然 宿泊客たちに そう提案する。
うに田一君「わーい♪いい考えうにね〜♪・・・うにうには、うに田一っていううに。よろしくうに〜♪」
あいみちゃん「あ、私は、うに田一君の保護者役で、高屋あいみって言います。」
真美「よろしく。私は、木乃伊 真美。東京でOLをしてます。」
宿泊客:木乃伊 真美(きのい まみ)24才。OL。
あいみちゃんとうにうにに続き、先程 自己紹介を提案した女性が 自分の紹介を済ませる。
ちなみに、この女性の服装、かなり派手。銀色のワンピースに白いフワフワの(?)がついたジャケット。LOVEマシーンの時のモー娘。風だ!!
うに田一君「モー娘(むすめ)。〜!!(>_<)」
真美「?(汗)」
何故か 突然テンションの上がるうにうにに戸惑う真美。
千絵「・・・私は、宇井 千絵って言います。真美と同じ会社でOLをしています。」
次は、その隣に座る、真美とは対照的な地味目の服を着た女性が自己紹介を済ます。
宿泊客:宇井 千絵(うい ちえ)24才。OL。
ちなみに、彼女の服、真美と比べれば地味目は地味目だが、白いハイネックのセーターに、赤いチェックのスカート。初期のモー娘。風だ!!
うに田一君「モー娘(むすめ)。〜!!(>_<)」
千絵「は、はい?(汗)」
やっぱりテンションの上がるうにうにに戸惑う千絵。
あいみちゃん「いえ〜、なんでもないんですよ〜♪」
笑顔でうにうにの口をふさぐあいみちゃん。
降本「次は私の番ですね。私は、そのお二人と同じ 東京で弁護士事務所を開いています、降本です。みなさんも、何か御相談が在れば、私の事務所へお越しください。」
宿泊客:降本 研(こうもと けん)弁護士。29才。
そう言いながら、笑顔で自分の名刺を皆に配る背広姿の男性。
うに田一君「名刺〜!!(>_<)」
降本「え?どうかしました?(汗)」
名刺をもらって喜ぶうにうに、戸惑う降本。
あいみちゃん「いえいえ、気にしないでください♪」
笑顔でうにうにの口をふさぐあいみちゃん
志摩「それじゃあ、最後は私だね。私は、志摩 十三。この地方に伝わる吸血鬼伝説を元にした小説を書こうと思ってね・・・このホテルに滞在しながら、取材と同時進行で執筆活動を続けているんだよ。」
そう言って、最後に自己紹介を済ませたのは、白い鬚を生やした白髪の男性。
宿泊客:志摩 十三(しま じゅうぞう)小説家。50才。
あいみちゃん「吸血鬼伝説・・・?」
志摩の言葉を聞き、不安そうな表情で そう聞き返すあいみちゃん
うに田一君「ひ〜(>_<)こわいうに〜(泣)」
恐がるうにうに
志摩「そうだよ。この地方にはね、古くから伝わる吸血鬼の伝説があってだね・・・・」
小森「お待たせしました。皆様、食前酒の御用意が出来ました。」
宿泊客たちが会話を続ける中。銀色のカートにグラスワインを乗せ、支配人の小森が戻ってきた。
つづく