うに田一少年の事件簿(その4)

うに田一少年の事件簿

ファイル1「悪魔城ホテル殺人事件」




[第4回]


小森「お待たせしました。皆様、食前酒の御用意が出来ました。」

宿泊客たちが会話を続ける中。銀色のカートにグラスワインを乗せ、支配人の小森が戻ってきた。


ボーイの大神も手伝いながら、宿泊客たちにワインが配られる。



うに田一君「ゴクゴク・・・・おいし〜うに〜♪」


一同「えっ?(汗)」



小森「ええっ、それでは、みなさま、お食事の御用意が出来ました。本日のディナーは、おにぎりとソーセージです。」


宿泊客一同「おにぎりとソーセージ?(汗)」


うに田一君「わーい、ごはんうに♪」




PM11:00


食事も終わり、宿泊客たちは各自の部屋へと戻った

そして、この山林を揺らす嵐は 更に強さを増す・・・・・



キャー!!


そのとき突然、城の何処から女性の悲鳴が!!


うに田一君「・・・・・うに?(汗)」

あいみちゃん「悲鳴・・・?何かあったのかしら?!行くわよ!うに田一君。」


その声を聞いた2人は部屋から飛び出し、悲鳴のした方へと走る



うに田一君「どうしたうに!?」


千絵「いや、ごめんなさい・・・今、そこからネズミが・・・・・(汗)」


悲鳴のした廊下には、床を指差しながら そう訴える千絵の姿が。


うに田一君「ひー!!ネズミ〜!!ものすごい大事件うに〜!!(>_<)」

あいみちゃん「いや、別に、そんなに凄い事件ではないと思うけど(汗)」



ガシャーン!!


そのとき突然、再び何処かから、何かが割れる様な大きな音が!!


あいみちゃん「!?」

千絵「!?」

うに田一君「うに!?」


今度は、うにうにとあいみちゃん、そして千絵が、音のした方へと走って向かう



うに田一君「事件うにか!?」


音のしたキッチンに一同が向かうと、床に散らばった皿の破片を片づけようとする大神の姿が。


大神「あ、、、すいません・・・・お皿の山倒しちゃって(汗)」


うに田一君「うにー!お皿が〜!吸血鬼伝説の呪いうに〜(>_<)」

あいみちゃん「いや、うに田一君。吸血鬼伝説は関係ないと思うけど(汗)」



うわぁー!


そんな中、また何処かから 今度は男性の叫び声が!!



千絵・大神「!?」

うに田一君「はう!?今度はなにうに〜!?」

あいみちゃん「とりあえず、行ってみましょう!!」


そう言いながら 叫び声のした方へと向かう、うにうにとあいみちゃんに千絵と大神。



うに田一君「どうしたうに!?」


叫び声の聞こえた部屋に向かった一同は、驚いた表情でベッドの上に立つ降本をみつけた。


降本「いや、今、ネズミが飛び出してきて(汗)」


うに田一君「・・・そのパターンは さっきやったうに(−_−)」


降本「え?いや、パターンとかじゃなくて・・・(汗)」



あいみちゃん「キャー!


うに田一君「あ、あいみちゃん どうしたうに!?(汗)」



あいみちゃん「いや・・・・なんとなく私も叫んどいた方がいいのかな〜?って(笑)」


うに田一君「ふざけてる場合じゃないう・・・・に」

あいみちゃんのほっぺを両手でつねりながら、そう注意するうにうに。


あいみちゃん「ごめんなひゃい(泣)」

両ほっぺをつねられたまま謝るあいみちゃん。



小森「お客様、どうかなさいましたか!?」

志摩「なんだなんだ〜?さっきからギャーギャー・・・・」

そんなことをやってる中、支配人の小森と 小説家の志摩がやってきた。


降本「ちょっと、支配人・・・・どういうことなんですか?このホテル、ネズミが居ましたよ(汗)」


やってきた支配人に まず抗議をする降本。


小森「ね、ネズミですか?申し訳ございません。ホテル内は 常に清潔にするよう心がけているつもりなのですが・・・」


丁重に謝罪する小森。



あいみちゃん「なんだか、みんな集まっちゃったわね(笑)」


うに田一君「あれ・・・・でも、もう一人のOLのお姉さんが居ないうによ?」


つづく