お父さんのための間違いメール装い講座

こんにちは。今日11月11日はポッキーの日ということで、新垣結衣とまったく同じことをやっているのに何故か全然かわいくない。
なんだか悲しい気持ちになる。という、新しいポッキーのCMの女の子には今後もがんばってほしいと思っている次第ですが…


私の携帯電話。いわゆるケータイ。いわゆる、らくらくホン2にですね、最近になって突然 他の携帯メールから、間違い風のメールが届くのです。

そして、文面をみてみると、どうも内容のぼんやり感にウソくささ感じます。

はぁ?なんですかぁ?俺々詐欺に続く、振り込め詐欺に続く、新たな詐欺が流行の兆しをみせているんですかぁ?

なんて恐ろしい世の中なんだ!!(シェイクスピアの舞台風に)


ということで、実際に私の携帯電話。いわゆるケータイに届いた、メールの文面を例にとって
怪しい部分を突付いて突付いて突付き倒してみましょう。


はい。こんな感じです。実際は、○○が女性名、△△が愛称です。

とりあえずポイントはですね、やはり筆者の性別が不明なところですね。


メールをつかって、無作為に相手を引っ掛けようとした場合。射手(仕掛人側)も
ファーストアタックでは、対象の性別が判らないというのが難点です。

ということで、第1射目は、相手の都合の良い性別に転がれるようにして置く。
というのがポイントだと思います。

このメールでは、文面だけを見ると「〜に伝えといてくれ」「頼んだぞ」などと、男性っぽい口調ですから
一見男性からのメールだと思い込みがちですが・・・

開幕で「\^ ^/(ハートの絵文字)」をぶっこむことによって、かわいさをアッピール。

メールの相手が、女性だった方が喜ぶ対象に対しては、『かわいい顔文字とハートの絵文字つかってんだから女だろ』と
出来る訳です。成れる訳です。

無論、最初から男性口調な訳ですから、男性である方が都合が良い場合には、男性に転がれます。


これが、最初から女性口調の場合だと、どう転んでも、女性かニューハーフにしか成れない訳ですから
第1射目のこの口調(文面)は、正解といえます。


次に、「明日遊ぶの4時になった〜」の一文ですね。4時って、朝4時か!?16時って書けよ!?わかりづれーよ!
と、思いがちですが、違います。良いんですね。

平日の夕方4時から遊ぶようなやつは、学生か無軌道な若者に決まってます。

なので、まともな社会人なら「夕方」「PM」「16時」などと表記するところを、只「4時」と書くことにより、フランクな若年層が
書いたメールという印象を強く植えつけることができます。対象に、そう思わせたい場合には、これも正解といえます。

そして、この「4時」というのも実はポイントで。これがですね、「6時」とか「8時」になりますと、一見、社会人時間にも
対応と言えそうですが、PMや夕方という言葉を使わない以上、朝6時・朝8時と勘違いされ…

「創立記念日で休みの小学生」→「かぶと虫取り」と連想されてしまう訳です。


自分が「かぶと虫とりの小学生」という設定では、相手を引っ掛ける為の難易度が大幅に上昇してしまいますよね。

その点、設定時間が4時なら「朝の4時から遊ぶやつはおらんやろ〜。かぶと虫とるにしても本気すぎるやろ〜。」と成って
自動的に「夕方4時から繁華街で遊ぶ学生」を設定できる訳なのです。


そして、確信的な最後の一文「明日大切な日だから頼んだぞ(親指グッ)!!」に取り掛かるわけですが…

これは、もう、これでもかというほど『これは単なる間違いメールだけど、内容が重要な伝達事項な訳だから、
ちゃんと間違いを指摘したメールを返信してこいよ!!』というプレッシャーがこめられています。


これが、単なる何気ない日常会話メール。まあ、以前私が知人に送信したメールを例にとると…

はい。こういうメールですね。こういう、何気ない情緒的なメールですと、仮に間違いメールとして相手に届いたとしても
「くはっ」「なんだこれわ」「お赤飯食べたくなった」ぐらいで終わってしまうのです。

こんなものにわざわざ「ちょっとちょっとチミチミ、これは間違いメールなのねん。正しい相手に送り直さないといけないのねん。」
などと、親切心を発揮してくれる人は居ないのです。


何故なら、これを相手に間違いだと知らせたとしても、たいした感謝など得られないからです。


まあ、「親切」というものは、何の思慮も無く行うからこそ親切なんでしょうけれども、親切をするのが好きな人
感謝されるのが好きな人が居るというのも事実です。

その場合、売る恩の度合いが深ければ深いほど、感謝の気持ちも深まり、その相手との親密度も増すわけです。

この「親切をさせる」という部分が、その後相手を引っ掛けようとする場合には、有利に働き。同時に
純粋な気持ちでの親切だった場合には、その人は引っ掛けやすい対象だということが確定します。


で、再びこの一文。「明日大切な日だから頼んだぞ(親指グッ)!!」な訳です。

「明日は大切な日」「待ち合わせ時間変更」「頼まれた」「親指タイタニック」これを総合すると…

『明日は、4時から集まる大切な日なのに、そのことが○○に伝わらないじゃない。ひいては△△にも伝わらないじゃない。
2人に伝わらないじゃない。明日この人は、マルキューの前で一人さびしぼっちだよぅ。気の毒だよぅ。』と、受け取り手は思うのです。

そして、そこから導きだされる答えは4択

A.知らせないと!マルキューの前はキャッチセールスなども多いと聞くし。
B.送信先を間違えてるじゃないか。教えてあげよう。そして私に感謝せよ。
C.くはは、おもろ。明日こいつはひとりでマルキューのまえでひとりぽちたよ。
D.怪しいわー、詐欺だわー、5億円だわー、著作権だわー。806曲だわー。

さて、アナタはどれに当てはまるでしょう。


Aの人は良い人ですね。道徳心が厚いです。しかし、この知能犯罪戦国時代のような、戦国絵巻のような現代の世の中では
何か取り返しのつかない事態に巻き込まれてしまう可能性も秘めています。

ですが、「親切をするな」とも言えないし、それによって今後私が親切されなくなるのも嫌なので…


ここからは、さらに別の視点でメール内容を掘り下げてみたいと思います。

まず、「件名が無い(non title)」という件については、親しい友達同士のやりとりなのだから、タイトルぐらい書かなくても、セーフ。
タイトルが無いからといって、この場合怪しむ理由には成りません。


だ・け・ど、件名も本文での自己紹介も無くて済むような相手にメールを送るのに、いちいち手打ちでアドレス入力しねーだろ!!!!

登録してあんだろ!!しかも、いまどき赤外線とかつかってるだろ!!てかそれが無くても、待ち合わせ時間の変更を伝える以前のやりとりで
1回ぐらいメール送信しあってるだろ!!だまされるか!!!


…ということで、いまどき、それが一番最初に送るメールでも無い限り、アドレスを間違えるなんてこと自体が起こらないんだねぇ。

仮に、本当に手打ちで、本当に間違えていたとして、大事な待ち合わせ時間変更メールを伝達するような仲なら、電話番号ぐらい知ってるやろ。
待ち合わせの4時になって誰も集まらなかったら、電話をすればいいじゃない。出るじゃない。

それでも、連絡を取り合えないような仲なら知らーーーーん!!もともとお前とお前は縁が無かったんや!!諦めろ!!!


ということで、親切心で間違いメールを返信したとしても、リスクばかり高くてよいことなんてないんだょ。
最後の「明日大切な日だから頼んだぞ(親指グッ)!!」とか露骨でむかつくんだょ。

…と、成るわけです。


最後に。私が、正しい「相手に確実に返信させる誤メール」を公開!!

はい!完成!!これなら確実にかえってくる!!あとは2通目以降に性別が確定したら、グラビアアイドルかイケメン俳優の写真を送ればOK!!
窪塚洋介とかね!!シェイプアップガールズとかね!!


なんでだよ!!

はい!おもしろ〜いねぇ〜♪


で、ここに繋がる訳ね。ポッキーの日だけに。