#126.猫神家の一族 |
脚本 | リュウ | ||
絵コンテ | エリー小沢 |
僕は、日本警察の署長につきあって旅をしていた 僕「ああ、ここは田舎だなぁ、空気がうまい。でも、伊藤園のお茶は田舎の空気よりうまい」 そういって、ぼくはうまい伊藤園のお〜いお茶をごくごくのんだ 僕「署長も、新聞なんか読んでないで、伊藤園のお〜いお茶はすごいうまいですよ」 署長「いやあ、有名な香港マフィアが今日帰国するらしくてね、動向が気になるのだよ。あと、4コマ漫画も。」 僕「せっかくの休みなんですから、伊藤園のお〜いお茶を飲みましょう」 署長「わかった。ごくごくごく あーうまい。4コマ漫画よりうまい。」 伊藤園のお〜いお茶を飲んで、旅はもりあがり署長のテンションも最高潮 この番組は、伊藤園のお〜いお茶の提供でお送りしています。 しかし、そのとき、ぼくは大変なものを見てしまったのだった! ザーン 僕「しょ、署長!たいへんです!人が死んでます!」 署長「な、なんだって!」 まさか、この第1の殺人が、あの陰惨な連続殺人事件へと発展してしまうなんて・・・ 誰も思いもしなかったのだった・・・ >> 機動聖戦士メガロガイザードZX >> 第126話「猫神家の一族」 僕「うあー!向かい側にもう一人しんでる!!」 署長「なにぃー!」 ぼくたちの捜査の甲斐もむなしく、ついに第2の犠牲者が出てしまったのだった・・・ 僕「ど、どうしましょう・・・署長・・・」 署長「とりあえず、あそこのお屋敷が怪しいので行こう」 僕「行こう」 ぼくたちはそう言って、あやしいお屋敷へといったのだった 僕「こんにちわー ぼくはメガロイドガイザードZXのパイロットですが、誰かいませんか?」 奥さん「はい、いますよー」 お屋敷の入り口でそう言ったら、奥さんがでてきた 僕「実は、さっき、その近くで人がしんでました!ふたりも!」 奥さん「えー!二人もー!」 さすがにふたりだから、奥さんもびっくり 僕「とりあえず、犯人をさがしたいんで、怪しいひとをつれてきてください」 奥さん「わかりました」 そう言って奥さんは、お屋敷の食堂に怪しい人たちをあつめたのだった そこには、さらに怪しい子供とおねいさんもいたのだった・・・ うに田一君「こんにちわうに!うに田一少年うによ!うにうには偶然このお屋敷にあいみちゃんと泊めさせてもらってたうに!それで、一晩泊めてもらったお礼に、見事、犯人を お縄にしてみせるうに!」 あいみちゃん「そういうことです。ふふふ。」 食堂の椅子に仲良く座る、4、5歳の子供と、21歳くらいのおねいさんはそう言ったのだった。 奥さん「うちも、家の偉い人が死んで、財産の相続争いで大変なんですよ。そして、財産を狙っているのがこいつらです」 そう言って奥さんは、家の怪しい人を一人づつ紹介してくれた 奥さん「こいつが、猫神竹子で、次女で、パンダの食べる竹を輸入してます。」 奥さんは畳に座る女の人をそう紹介した うに田一君「パンダはかわいいうに!だから無実!」 僕「でも、その竹は密輸かもしれない!!」 あいみちゃん「パンダは雑食よ!」 ぼくたちはその人を見て審査をしていく 怪しい人エントリーナンバー1:猫神竹子(猫神奥さんの妹) 怪しいポイント:輸入してる竹は密輸かも・・・ 奥さん「つづきましてー」 奥さんは、懐からとりだした小さな紙を読みあげながら怪しい人の紹介をつづける 奥さん「こいつが、猫神梅子で、三女で、家で梅干をつくってます」 次に紹介されたのは、竹子さんの横に座るその女の人だった うに田一君「ウメボシ!?そんなすっぱいものをつくるなんて!犯人の第1候補うに!」 僕「たしかに!うめおにぎりはあんまうまくない!」 あいみちゃん「でも、戦国時代では足軽とかがよく合戦に持って行っていたと聞くわ!」 怪しい人エントリーナンバー2:猫神梅子(猫神竹子の妹) 怪しいポイント:戦国時代の足軽にやたら肩入れか・・・ 奥さん「こいつが、竹子の息子の猫神佐武と、梅子の息子の猫神佐智です。こいつらは、二人で【お笑いエレクトリカルパレード】というコンビを組んでます。」 そう言って奥さんは、キラキラの派手なタキシードと蝶ネクタイをする二人組みを紹介したのだった ショートコント:床屋 佐武「ああ、ここが日本一ゆうめいなカリスマ美容師のいる床屋かー」 佐智「どうもこんにちわ、カリスマ美容師です。」 佐武「あ、カリスマ美容師の方ですか。髪をきってください」 佐智「やだ!」 佐武「せーの・・・」 佐武&佐智「だっふんだ!」 おもしろい顔をしながら だっふんだと言う二人に家族のみんなは大爆笑。 僕「人のギャグじゃねーか!」 怪しい人エントリーナンバー3:お笑いエレクトリカルパレード(竹子と梅子の息子たち) 怪しいポイント:だっふんだ盗作疑惑・・・ 奥さん「そして、この子が、私の息子、猫神スケキヨです。戦争から帰ってきたばかりでねぇ・・・ 顔に大やけどを負ってしまい、今はデストロイヤー風の覆面で顔を隠してるんですよ・・・」 奥さんはそう言いながら、覆面をつけた男性を紹介する 僕「デストロイヤー風のお面だと顔の露出部分が意外と多い!!」 ぼくはそう言って奥さんに反ろんした うに田一君「それに、露出してる顔の部分も別にやけどっぽくないうに!ふつうの肌色。」 奥さん「うるさい!今あんまりやけどの話とかするな!受験シーズンで敏感な時期なのに」 つづけざまにそう言う うに田一君は、奥さんにおこられてびびってた。 猫神スケキヨ「オカーサン、スケキヨです・・・」 奥さん「知ってる!!」 いきなりしゃべりだしたスケキヨくんも奥さんにおこられてびびってた。 怪しい人エントリナンバー4:猫神スケキヨ(奥さんの息子) 怪しいポイント:奥さんに怒られてびびってた・・・ 奥さん「これで怪しい人は全員です。青沼静馬と、遺産を受け継ぐ若い女の人は休みです。」 僕「じゃあ、いったい誰が犯人なんだ・・・」 うに田一君「トリックがわからないうに・・・」 あいみちゃん「動機も不明だわ・・・」 僕「あ、そういえば署長がいない!・・・ま、まさか!」 ぼくはピーンときたので、うに田一くんとかは放っといて署長のところへと走った 僕「署長!なにしてるんですか!こんなところで!」 署長は、事件現場である死体の近くにいたのだった 署長「ああ、阿波根くん。よくみたら、死んでるこの二人、うちの公安外事課の刑事だったよ!」 僕「なんだってー、ということは・・・」 そう聞いたとき、僕のあたまの中では、今回の事件に関する全てのデータが飛び交って、やがて一つの答えを導きだしたのだった 僕「謎はすべてとけた!」 署長「よし!わかった!」 署長もわかったみたいで、そういって僕らは日本を旅たった >> 香港 九龍城 僕「ということで、香港マフィアの首領、ワン・アポイ!犯人はお前だー」 ザーン ワン・アポイ「な、なに者アルか!?」 驚くワン・アポイ 僕「ぼくは、日本からきたもので、一連の連続殺人事件をすごい推理でピーンときたんだ!だから自首しろ!」 ぼくはワン・アポイにすごい推理をひろうして追い詰める ワン・アポイ「くっそう!捕まってたまるかアル!お前らやってしまえアル!」 観念したかにみえたワン・アポイが玉座から片手をあげながらそう叫ぶと、青龍刀と機関銃をもった中国人がたくさんでてきた 署長「負けてられるか!日本警察特殊包囲部隊出動!!」 西園寺ハヤト「了解!」 そういいながら、特殊部隊が西園寺ハヤトと共にワン・アポイのアジトへと突入したのだった この後はもう、すごい撃ち合い ダグラマード将軍「わっはっは!香港までこさせやがって!この暗黒魔界ロボが相手だ!」 そして、騒ぎに便乗してダグラマード将軍が暗黒魔界ロボをだしていたのだった! 暗黒魔界ロボ ガニローズ 体長100メートル 体重100トン 攻撃B 防御A はやさD 必殺技:暗黒蟹バサミ しかし、ぼくらはいそがしいのでそれを無視した。 そして、ぼくと署長は銃弾の雨をかいくぐりながら、ワン・アポイを海の崖まで追い詰めたのだった ワン・アポイ「おのれ・・・い、いつからわたしが犯人だと気付いてたアルか・・・」 僕「最初からだ!ぼくは、署長の読んでた新聞でお前が来日してるというのを知っていたから!」 署長「それに、あの公安部の刑事は香港マフィア担当だ!」 ワン・アポイ「く、くそう・・・じつは、あの公安部の刑事二人は私を捜査してたみたいで・・・仕方なく・・・。息子に後を継がせる前に逮捕されるわけにはいかなかったんや!ホントは関西出身なんや!」 そういいながら、ワン・アポイは毒をのんでしんだ 僕「かなしい結末でしたね・・・ 関西出身なのに香港マフィアのボスになるなんて、すごい大変だったにちがいない・・・」 署長「そうだな・・・猫神家の落ち武者伝説に彩られた悲恋の物語だった・・・ちなみに、ワン・アポイの息子さんはパン屋さんに就職が決まったそうだ。」 僕「それが何よりもの救いですね、おいしいジャムパンをたくさんつくってほしい」 こうしてぼくらは本場の中華やメンズエステを満喫して日本に帰った 完 |