#48.あずき色のトヨタ2000GT |
脚本 | リュウ | ||
絵コンテ | 工藤あさり |
教官「はい、そこ左」 僕「はい」 教官「目視」 僕「はい」 教官「一時停止してまっすぐ」 僕「はい」 教官「はい、右折して、すごく美味しい伊藤園のお〜いお茶の看板の横を左折」 僕「はい」 この番組は、伊藤園のお〜いお茶の提供でお送りしています。 教官「そのまま真っ直ぐで、健康にもすごくいい伊藤園のお〜いお茶の自動販売機の横で止まろう。」 僕「はい」 そういって車を止めたぼくたちは、伊藤園のお〜いお茶をごくごくとのんだ。これなら教習も合格する。 そのとき、反対車線に設置された伊藤園のお〜いお茶の自動販売機の前に止まる、あずき色のスポーツカーが目にはいった。 その傍らには、いま伊藤園のお〜いお茶を飲み終わった黒いコートを着たあずき色のYシャツの男が、くるまの運転するところへと乗り込むところだった。 僕「あ、教官。きのうの黒いコートを着たあずき色のYシャツの男がいますよ!」 教官「なんだって、きのうの黒いコートを着たあずき色のYシャツを着た男だって」 僕「はい」 教官「あいつのせいで、おれの大事なくるまがぶつかったんだ。おいかけるしかない。」 僕「おいかけよう!」 そういってぼくたちは、すでに向こうにいってしまった あずき色のスポーツカーを追いかけるため、いそいで車にもどった。 僕「ウィンカー、ギア、サイドブレーキ、OK。ミラー確認。発進だ!」 教官「シートベルト」 ぼくは車のラジオから流れ出した かっこいい音楽にあわせて出発の確認をするぼくに教官がそういうからシートベルトをつけた。 僕「ウィンカー、ギア、サイドブレーキ、OK。ミラー確認。発進だ!」 改めてぼくはかっこよく発進するのだった。 ブルルッ・・・ プスンッ エンストだった。 >> 機動聖戦士メガロガイザードZX >> 第48話「あずき色のトヨタ2000GT」 僕「ウィンカー、ギア、サイドブレーキ、OK。右OK−、発進だ!」 ぼくはそう言いながら、また改めて車をかっこよく発進させた。 ブーン 教官「車きてないから、ここでUターン」 僕「はい」 ちょっと走ってから、ぼくはまわりに気をつけながら素早くUターンをする。マッハで。 そのまま黒いコートを着たあずき色のYシャツの男の、あずき色のスポーツカーを追いかける。 教官「はい、2速」 僕「はい」 教官「はい、3速」 僕「はい」 教官「4速」 僕「はい」 教官「5」 僕「はい」 ぼくはぐんぐんスピードをあげ、あずき色のスポーツカーを追いかける。 教官「6」 僕「はい」 ぼくはすごくはやいから、そろそろあずき色のスポーツカーがみえた。敵もけっこうはやい。 僕「まてー!黒いコートを着たあずき色のYシャツの男!」 ぼくはそういいながら、敵の車のよこにいった。 殺し屋サトシ「俺のはやい車の横にくるなんて、なかなかはやいじゃねーか。でも負けないぜ。勝負だ。」 あずき色のスポーツカーはもっとはやくなって、前にいかれてしまった。 僕「くっそう負けないぞ!」 教官「がんばれ」 僕「はい」 ぼくはさらにスピードをあげる。 そうしたら目の前に、左にまがる急カーブが見えてきた。 教官「ハンドル左に切って、サイドブレーキ落とす」 僕「はい」 ぼくは車体を横すべりさせながら勢いよくカーブをまがった。そしたら車のうしろがすごくすべってやばい。 教官「ギア落としながら、逆にハンドル切ってアクセルめいっぱい踏む」 僕「はい」 教官「はい、そのままハンドルから手はなして、もどるまで待つ」 僕「はい」 あずき色のスポーツカーにおいついた。やった。うれしい。 教官「ギア戻して」 僕「はい」 教官「そのまま抜いて。」 僕「はい」 ぼくはそのまま一気にスピードをあげて、となりを走るあずき色のスポーツカーを抜き去った。そのとき少しぶつかって、敵の車の横の鏡のがとれてた。 殺し屋サトシ「あー!俺の車の右についてる鏡みたいなのがとれたぜ!そのうえ抜かれたぜ!」 ぼくは後ろのほうに遠ざかっていくあずき色のスポーツカーをみおくって帰った。 その後、敵のロボットが出たので倒した。ハンコを3つもらった。やった。 >> satoshi VIEW 俺は車で速いやつに負けたことも忘れ、自室で部屋の明かりもつけずにパソコンの電源を入れ、殺し屋サトシのホームページをみるんだぜ 殺し屋サトシ「お、さっそく今日も殺しの依頼の書き込みがあるみたいだぜ」
つづく |